咲かせる花のもとを知れかし 

酒を呑む人 花ならつぼみ 今日も酒酒 明日も咲け♪
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にっしゃんのKISSの日

全く以って片田舎の朝は寒い

毎朝、庭の柳の梢にピッと止まり、

「ホ~ホケキョッ!」と鳴くウグイスの声で目覚めるかずやんなのであるが、

起き抜けにまずすることと云えば、

小さな電気ストーブのスイッチを入れることなのである

むろん、短時間の事ではあるのだが、いったいに5月の下旬にもなろうとする、

即ち初夏の朝にして、果たしてこれは正しい行為であるのか否か、

彼は大いに悩むものであるはあるのだが、

しかしながら、やはり寒いものは寒いのであって、

そしていつまでも片づけずに置いてあるストーブを目の当たりにしてしまえば、

ごく自然な行為、あるいは行動であると、

彼は一方的に結論を下すのであった

それんしても、ずいぶん上手に鳴けるようになったウグイス

彼は彼なりに努力を積み重ねてきたのであろう

かずやんは何かしらウグイスに教えられたような心持になったものである



「ウグイスの 身を逆さまに 初音かな」













14-05-22-02 002

木曜日はAKNの日だなんて、

分かったような分からぬような日を一方的に組み込んでしまうなぞ、

某国の防空識別圏の設定を思わせる愚挙であろうことは、

かずやん本人が一番理解していることなのである









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カウンター中央より手前側に腰を下ろしたかずやんである



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目の前のジュニアに例のものを告げた

「あいよ~、黒甕ロック一丁!」

っと、明るい声でオーダーを通すのではあるが、

むろん、彼女自身が氷をグラスに数個放り込み、

一升瓶を抱え上げて、

ワンハンドバックブリーカーで焼酎をグラスに叩き込むのである

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あちょ~~~っ!(やかましぃ!




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しかしながら、完璧である

やはり客に酒をサーブするにあたっては、

黙って差し出す行為と云うものは、

いったいに無礼極まりないことを、

この年にして、すでにジュニアは熟知しているのであろう

女性特有の、声色に甲高さは感じられるものの、

なかなか堂に入った「あちょ~っ!」は、

聞く者をして、焼酎の味わいをより一層深いものとしてくれる、

目に見えない何らかの存在を感じせしむるものであった


果たして、それは気であるのか???

こればかりは確かめようもなく、

さしものかずやんもお手上げなのである

  



どうやら早い時間に、ジュニアが手にやけどを負ったようなのだが、

そんなハンディキャップをも撥ね返してしまうが如くの気丈さと立ち居振る舞い

今春、ここに職を得たばかりの新入社員とは思えぬ働きぶりである


「恐らく油でやけどしたんやろな

 まぁ自分の不注意なんだろうけど、

 そんな経験も糧にしながら、

 他にもいろんな経験を積んで欲しいなぁ

 若い方たちには未来がある

 杉作、ニッポンの夜明けは近いぞ!

 うん、天狗のおじちゃん!

 く~~~っくっくっくっくっくっ、、、」





「天ぷらですか?」



「あ、た、玉ねぎ揚げとくんなはれ」


「あいよ~、玉ねぎ一丁!」 





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「なんだか段々小さくなってきやがる、

 以前の半分くらいの大きさになっちゃったよ。。」

かずやんは誰にともなくほき出し、

恨めしげにじっと玉ねぎを見つめるのであった




そのとき、兄貴が休憩タイムに入ったことから、

いよいよ油前にシニアの登場であった


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シニアはかずやんに笑顔を向けて「毎度!」と告げる

彼もドキドキしながら「毎度!」と返すのだが、

二の句が継げない

なんのかんのと偉そうな御託を並べる彼であっても、

いざ、シニアの前に出ると、

まるで借りてきたイタチであろう、、、



「ぅぅ~~~、、、

 オレ、ついにイタチになっちゃったよ~

 く~~~っくっくっくっ、、、、」




「おかわり?」



「あ、ロ、ロックで、、、」




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溢れんばかり、摺り切り一杯のグラス

さすがにシニア


「すぐに一升瓶空になるやろ?」


「次から次に空くよ

 ぜんぜん秤ってないからね

 テキトー テキトー」




本当は「かずやんだけ特別よ」と期待していたオヤヂであった







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ついでに、シニアにしょうが天を願い出た

いったいに、ハズレのない一品であろうことは推察できる







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充分な大きさ、そしてしっかり張られた出汁汁

かずやんは大きく頷いたものである




しかしながら人間、愉しい時間もそう長くは続くはずもない・・




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例によって、彼の苦手中の苦手の常連が来て、

シニアと話し出す


聞くともなしに耳に届く衝撃的な会話の内容・・・

全く以って、人のプライバシーに正面から立ち入るデリカシーに欠ける振舞い

シニアも答えることもなかろうに・・







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もう一度、一から呑み直そうかと思ったくらいのかずやんであった


ただし、内容は明かせない


もう、木曜にここへ来ることもなくなりそうだなと、、、

そんな心持で、目にうっすら涙を浮かべたかずやんは、

勘定を願い出た


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¥1123を支払、重い足取りで店を後にしたかずやんであったが、





地上に出て、ふととある店の前で立ち止まる


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お酒は美味しく楽しみましょう



その通りであろう

けだし、至言


気を取り直したかずやんは踵を返し、

真っ直ぐ前を見つめて駅へと歩を速めたのであった






ごっとはん♪
[ 2014/05/23 10:29 ] 居酒屋ネタ | TB(0) | CM(2)
おっ~

ことの真相や如何に
身の上話にはことのほか興味をそそられる
小市民ですが
ここは、知らない方がいぃよぉですなぁ

次週の展開や如何に・・・
[ 2014/05/24 10:54 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
名張はん
つまり、そのお、
いわゆる男と女の身の上話た言いますか、
かなり生々しく、ショッキングでしたね
また、ナカジマで会った時にお話ししますよ
ヽ(´o`;
[ 2014/05/24 11:01 ] [ 編集 ]
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